トヨタ GRスープラの現行A90型を締めくくる特別なモデル「GRスープラ A90 Final Edition」が、日本のオークション市場に登場しました。
世界限定300台、日本国内ではわずか150台という希少なモデルですが、今回出品された車両は走行距離わずか273kmという低走行車です。
日本での新車価格は1,500万円でしたが、海外メディアAutoblogによると、日本では落札価格が新車時の約2倍に達する可能性もあると報じられています。
日本にわずか150台、A90スープラ究極のFinal Edition

GRスープラ A90 Final Editionは、単なる限定カラーや特別装備を追加したモデルではありません。
A90型GRスープラの集大成として、エンジン、サスペンション、ブレーキ、ボディ剛性、空力性能など、走りに関わる部分が大幅に強化されています。
生産台数は世界限定300台で、日本と欧州にそれぞれ150台ずつが割り当てられました。
日本では抽選販売となり、メーカー希望小売価格は1,500万円。通常のGRスープラとは大きく異なる、非常に希少性の高いモデルです。
最高出力441PSまで強化された直列6気筒

搭載されるのは、2,997ccの直列6気筒ターボエンジン「B58B30B」です。
日本仕様では最高出力441PS、最大トルク571N・mを発生し、トランスミッションは6速MTのみとなっています。
GRスープラ A90 Final Edition 主要スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| エンジン | 3.0L 直列6気筒ターボ |
| 排気量 | 2,997cc |
| 最高出力 | 441PS / 6,000rpm |
| 最大トルク | 571N・m / 4,500rpm |
| トランスミッション | 6速MT |
| 駆動方式 | FR |
| フロントタイヤ | 265/35ZR19 |
| リアタイヤ | 285/30ZR20 |
| サスペンション | KW製車高調整式サスペンション |
| 新車価格 | 1,500万円 |
| 日本販売台数 | 150台 |
パワーアップだけでなく、KW製サスペンションシステムや大径ブレーキ、MICHELIN PILOT SPORT CUP 2などを採用。カーボン製の空力パーツも装備され、サーキット走行まで意識した仕上がりとなっています。
走行距離はわずか273km

今回Bingo Auctionsに出品されたA90 Final Editionで特に注目したいのが、その走行距離です。
オドメーターが示す距離はわずか273km。
ほとんど新車に近いコンディションといえる個体で、日本に150台しか存在しない希少性を考えれば、コレクターから注目を集めるのも不思議ではありません。
さらにA90 Final Editionは、A90型の最後を飾るモデルであるだけでなく、直列6気筒ターボと6速MT、FRという組み合わせを持つ特別なスープラです。
今後のスープラがどのようなパワートレインを採用するかによっては、この仕様そのものが大きな価値を持つ可能性があります。
新車価格1,500万円が約3,000万円に?

今回の車両には記事掲載時点で販売価格が設定されていません。
一方、最終的な落札価格が新車価格の約2倍に達する可能性があると紹介されています。
単純計算なら約3,000万円です。
ただし、これは実際の落札価格ではなく、あくまでオークション前の予想です。希少車の場合、出品時の期待価格と実際の市場価格には大きな差が生じることもあるため、最終的にいくらで落札されるのかが注目されます。
「最後のA90」という価値はどこまで高まるのか
A90型GRスープラは、BMWとの共同開発やBMW由来のB58エンジン採用など、登場当初からさまざまな議論を呼んだモデルでした。
しかし、生産終了を迎えた現在では、直列6気筒ターボをフロントに搭載し、後輪を6速MTで駆動するスポーツカーという存在そのものが貴重になっています。
その頂点に位置するA90 Final Editionは、日本限定150台という希少性に加えて441PSまで強化されたエンジン、専用シャシー、KW製サスペンションなどを備えています。
今回の273kmという個体が本当に3,000万円近い価格で落札されれば、A90 Final Editionが単なる「新車時に高価だった限定車」から、コレクターズカーとして評価され始めていることを示す一例になりそうです。
A90型スープラの物語が終わった今、その最後を飾った150台の価値が今後どこまで高まっていくのか、注目したいところです。
参考・出典:Autoblog / Toyota




