ランボルギーニのV12フラッグシップ「Revuelto(レヴエルト)」は、標準仕様のままでも十分すぎるほど強烈な存在感を放つスーパーカーです。しかし、そんなRevueltoをさらに過激な姿へと変貌させた一台が登場しました。
その名は「Voltoro V1」。Venuum Blackが手掛けたカスタムモデルで、ブラックを基調としたワイドボディに巨大なリアウイング、さらにゴールドのホイールを組み合わせた姿は、まるで“ダークナイト”のために作られたランボルギーニのようです。
Revueltoをさらにワイド&アグレッシブに

Voltoro V1でまず目を引くのが、大幅に迫力を増したエクステリアです。
フロントには大型スプリッターとウイングレットが追加され、ボンネットにもより攻撃的なデザインを採用。エアベントのような開口部も確認でき、もし実際に機能する構造であれば、フロント側に配置されたラジエーターの冷却にも貢献する可能性があります。
もともとRevueltoは低くワイドなプロポーションを持っていますが、Voltoro V1ではブラックアウトされたボディと大胆なエアロパーツを組み合わせることで、さらに地面へ張り付くような印象を強調しています。
ゴールドホイールが漆黒のボディを引き立てる

サイドビューで強烈なアクセントになっているのが、ゴールドカラーのタービンスタイルホイールです。
ボディ全体をブラック一色でまとめるのではなく、足元にゴールドを加えることで鮮やかなコントラストを生み出しており、ダークな雰囲気を保ちながらも、ランボルギーニらしい華やかさを感じさせる仕上がりとなっています。
さらにリアには、標準のRevueltoに装備されるアクティブリアスポイラーとは大きく異なる、巨大な固定式リアウイングを装着。フロントからリアまでエアロパーツの存在感が非常に強く、単なるホイール交換やローダウンとは次元の異なるカスタムに仕上げられています。
インテリアはブラック×ホワイト

外装が徹底したダークテーマなのに対して、インテリアにはブラックとホワイトを組み合わせたツートーンカラーが採用されています。
Venuumのバッジも追加されているほか、ヘッドレストにはナイジェリアのアーティスト「Asake」が設立したレコードレーベル「Giran Republic」のロゴと思われる刺繍も確認できます。
エクステリアだけでなくインテリアまで手が加えられていることからも、Voltoro V1が単にボディキットを装着したRevueltoではなく、オーナーの好みに合わせて細部まで仕立てられた特別な一台であることが伝わってきます。
パワートレインは標準Revueltoのまま?
現時点では、Venuum Blackからパワートレインのアップグレードについて詳しい発表はありません。そのためVoltoro V1は、基本的にRevuelto標準仕様のV12プラグインハイブリッドシステムを維持しているとみられます。
| 項目 | Lamborghini Revuelto |
|---|---|
| エンジン | 6.5L V12 自然吸気 |
| 電動モーター | 3基 |
| システム最高出力 | 1,001hp(米国表記) |
| トランスミッション | 8速DCT |
| 駆動方式 | AWD |
| 0-60mph加速 | 2.5秒未満 |
| 最高速度 | 約217mph(約349km/h) |
Revueltoは標準状態ですでに1,000hpを超える圧倒的なパフォーマンスを備えているため、今回のプロジェクトではさらなる出力向上よりも、エクステリアとインテリアによって視覚的なインパクトを最大化する方向へ振ったとも考えられます。
価格は非公表、ベース車だけでも60万ドル超
Venuum Blackは、Voltoro V1の価格を公表していません。
参考までに米国でのRevueltoは60万ドルを超える価格帯となっており、そこへフロントからリアまで大幅なボディワーク、専用ホイール、インテリアのカスタマイズまで加わることを考えれば、Voltoro V1が非常に高額な一台になることは想像に難くありません。
もちろん、こうしたカスタムモデルでは仕様によって価格が大きく変わるため、ベース車との差額だけで単純に価値を判断することはできませんが、Revueltoをさらに特別な存在にしたいオーナーに向けたプロジェクトであることは間違いないでしょう。
Venuum Blackらしい大胆なRevuelto
Venuum Blackはこれまでも、Rolls-Royce Ghostをベースにした「RR Ghost Vanta」や、Ferrari Purosangueのワンオフ仕様など、超高級車を大胆に変貌させるプロジェクトを手掛けてきました。
Voltoro V1もその流れを受け継いだ一台ですが、もともと戦闘機のようなデザインを持つRevueltoとの相性は非常に良く、巨大なリアウイングやワイドボディを追加しても、意外なほど自然にまとまっています。
ランボルギーニ自身が作り上げたRevueltoのデザインを完成形と考えるか、それともVoltoro V1のように、さらに刺激的な方向へ進化させるのか。好みがはっきり分かれそうなカスタムではありますが、街中で遭遇すれば思わず振り返ってしまう一台であることは間違いないでしょう。
参考・出典:Autoblog / Venuum Black




