ホンダのミドルサイズSUV「ZR-V」が、2027年に向けて大きな進化を遂げる可能性が浮上しています。
海外の報道によると、ホンダはZR-Vに新たなスポーティグレード「RS」と、アウトドア志向の「TrailSport」を追加する計画があるとされ、さらに新型プレリュードで注目を集めた「Honda S+ Shift」の採用も噂されています。
これらが実現すれば、ZR-Vは従来の快適性や実用性を重視したSUVから、走る楽しさと個性をより強く打ち出したモデルへと進化することになります。
2027年型ZR-Vは東京オートサロンで発表か

今回の情報によると、ホンダは2027年1月に開催される東京オートサロンで、改良型ZR-Vを披露する可能性があるとされています。
ZR-Vはシビックをベースとしたプラットフォームを採用し、SUVらしい使い勝手とセダンに近い走行性能を両立させたモデルです。日本市場ではハイブリッドシステム「e:HEV」を中心に展開しており、ホンダのSUVラインアップにおいて重要な役割を担っています。
今回噂されている変更は、単なる外観のリフレッシュにとどまらず、グレード構成や運転体験そのものに踏み込む内容です。
ただし、ホンダから正式な発表があったわけではなく、発表時期や具体的な仕様については今後の情報を待つ必要があります。
スポーティな「RS」とアウトドア仕様の「TrailSport」が登場か
今回の改良で特に注目されるのが、性格の異なる2つの新グレードです。
RS:走りを意識したスポーティモデル
ホンダの「RS」は、スポーティなデザインや走行感覚を重視したモデルに与えられる名称として知られています。
ZR-VにRSが設定されれば、専用エクステリアや内装の演出によって、従来モデル以上にスポーティな印象を強める可能性があります。
ただし、専用サスペンションやパワートレインの変更など、走行性能に関わる具体的な改良内容は現時点で明らかになっていません。
ZR-Vはもともとシビック譲りの操縦安定性を持つSUVだけに、RSの追加によって、その特徴をさらに明確に打ち出せるかが注目されます。
TrailSport:アウトドア志向を強めた新仕様
一方の「TrailSport」は、SUVらしい力強さやアウトドアでの使用を意識したグレードです。
ホンダは北米市場などでTrailSportの名称を展開しており、ZR-Vにも採用されれば、よりタフな外観を持つモデルとして差別化が図られる可能性があります。
専用バンパーやホイール、内装デザインなどの採用が考えられますが、これらは現時点では予想の段階です。
また、RSとTrailSportはいずれもFFと4WDが用意されるとの情報があり、デザインだけでなく駆動方式も選べる幅広いラインアップとなる可能性があります。
最大の注目は「Honda S+ Shift」の採用
今回の改良情報のなかでも、走行体験を大きく変える可能性があるのが「Honda S+ Shift」です。
この技術は、新型プレリュードに採用されたもので、ハイブリッド車でありながら、有段変速機を操作しているかのような加減速感とエンジンサウンドを演出する仕組みです。
通常、ホンダのe:HEVはモーター駆動を主体とすることで滑らかで効率的な走行を実現していますが、その一方で、エンジン回転数と加速感の関係が従来のガソリン車とは異なるという特徴があります。
Honda S+ Shiftは、こうしたハイブリッド特有の走行感覚に対し、仮想的な変速フィールや音の演出を加えることで、ドライバーが加速のリズムを感じやすくする技術です。
ZR-Vに採用されれば、燃費性能や日常での快適性を重視しながら、ワインディングロードなどではより積極的に運転を楽しめるSUVになることが期待されます。
特にRSとの組み合わせは魅力的で、スポーティな外観と運転感覚の両面から、従来モデルとの差別化につながるでしょう。
2027年型ZR-Vの予想変更点
| 項目 | 変更内容・見通し |
|---|---|
| 対象モデル | ホンダ ZR-V |
| モデルイヤー | 2027年型と報道 |
| 発表時期 | 2027年1月の東京オートサロンとの情報 |
| 新グレード | RS、TrailSport |
| 駆動方式 | 両グレードともFF・4WD設定との情報 |
| 新技術 | Honda S+ Shift採用の可能性 |
| パワートレイン | 詳細未発表 |
| エクステリア | 新グレード専用デザインに期待 |
| 日本発売日 | 未発表 |
| 車両価格 | 未発表 |
※上記は2026年10月13日時点の報道に基づく情報であり、正式な製品仕様ではありません。
北米向けHR-Vにも改良が波及するのか
今回の情報が海外で注目されている理由のひとつが、北米市場で販売されているHR-Vとの関係です。
日本のZR-Vと北米向けHR-Vは、いずれもシビック系のプラットフォームを使用する関連モデルですが、販売地域や生産拠点、パワートレイン構成などが異なります。
特に北米向けHR-Vはガソリンエンジンを中心としたラインアップであり、現時点ではハイブリッド仕様が設定されていません。
そのため、日本向けZR-VにHonda S+ Shiftが導入されたとしても、その技術がそのまま北米向けHR-Vに展開されるとは限りません。
一方で、RSやTrailSportのような個性を強調するグレードは、SUVの魅力を広げるうえで有効な選択肢となる可能性があり、今後のホンダの世界戦略にも注目が集まります。
ZR-Vは「走りを楽しむSUV」へ進化するのか
近年のSUV市場では、燃費性能や居住性だけでなく、デザインや運転する楽しさも重要な購入理由となっています。
そのなかでZR-Vは、シビック由来の走行性能を持ちながら、落ち着いたデザインと快適性を重視するモデルとして独自の立ち位置を築いてきました。
しかし、RSとTrailSportが加われば、スポーティなSUVを求めるユーザーと、アウトドア志向のユーザーという異なる層に訴求できるようになります。
さらにHonda S+ Shiftが採用されれば、電動化による効率性と運転する楽しさを両立させるという、ホンダらしい方向性をより強く示すことにもなるでしょう。
もちろん、現段階ではこれらの変更は未確認情報であり、実際の装備や走行性能について判断することはできません。
それでも、もし報道どおりの改良が実現すれば、ZR-Vは単なる実用的なハイブリッドSUVではなく、運転そのものを楽しむための選択肢として、存在感をさらに高めることになりそうです。
2027年1月と噂される正式発表に向けて、今後の動向が注目されます。
参考・出典:Autoblog / Creative Trend / Honda




