アウディ ジャパンは2026年10月13日、プレミアムコンパクトモデル「A3スポーツバック」と「A3セダン」に、新たな特別仕様車「urban mode(アーバンモード)」を設定し、同日から販売を開始しました。
今回登場したアーバンモードは、人気の高い快適装備や先進運転支援機能を標準装備とすることで、日常での使いやすさとプレミアムカーらしい上質さを両立させたモデルです。
価格はA3スポーツバックが499万円、A3セダンが518万円となっており、通常のベースモデルからそれぞれ84万円高い設定ですが、その価格差に見合う装備が盛り込まれている点が注目されます。
アウディA3の特別仕様車「アーバンモード」とは

今回のアーバンモードは、A3スポーツバックとA3セダンの「30 TFSI advanced(アドバンスト)」をベースとしています。
搭載されるパワートレインは、1.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたもので、燃費性能と日常走行に必要な動力性能をバランスよく追求した仕様です。
アウディA3は、ブランドのラインアップにおいて比較的コンパクトなモデルでありながら、上級モデルにも通じる先進技術や質感の高いインテリアを採用していることが特徴です。
一方、通常モデルでは快適装備や先進機能の一部がオプション設定となっており、希望する装備を追加していくと車両価格が上昇する傾向があります。今回のアーバンモードは、そうした購入時の悩みに応えるように、需要の高い装備をあらかじめ組み込んだパッケージとなっています。
マトリクスLEDヘッドライトやスポーツシートを標準装備

エクステリアでは、17インチの5パラレルスポークデザインアルミホイールを標準採用し、洗練されたA3のスタイリングを引き立てています。
さらに、9万円の追加オプションとして18インチの5ツインスポークグラファイトグレーポリッシュトアルミホイールも用意されており、よりスポーティーな外観を求めるユーザーにも対応しています。
照明装備にはマトリクスLEDヘッドライトを採用しました。このシステムは対向車や先行車の位置を検知し、ハイビームの照射範囲を自動制御することで、周囲のドライバーへの眩惑を抑えながら夜間の視認性を確保します。
インテリアにはルーティンクロスを使用したフロントスポーツシートを採用しており、通常のコンフォート志向とは異なるスポーティーな雰囲気も演出しています。
快適装備と運転支援機能を大幅に充実
アーバンモードの大きな特徴は、通常モデルではオプションとして用意される「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」と「ナビゲーションパッケージ」が標準装備されることです。
コンビニエンス&アシスタンスパッケージには、電動調整式フロントシートやシートヒーター、アドバンストキーシステムなどが含まれています。さらに、3ゾーンオートマチックエアコンディショナーも採用され、前席左右と後席で空調を調整できるため、同乗者を含めた快適性が高められています。
運転支援装備も充実しており、アダプティブクルーズアシストやエマージェンシーアシストに加え、駐車を支援するパークアシストプラス、車両周囲を確認できるサラウンドビューカメラなどを備えています。
ナビゲーションパッケージには、MMIナビゲーションシステム、バーチャルコックピットプラス、アウディサウンドシステムが含まれており、運転席周辺のデジタル機能も充実しています。
これらの装備は日常的に使用する機会が多く、特に都市部での運転や長距離移動、狭い駐車場での取り回しなど、さまざまな場面でメリットを感じられる内容となっています。
特別設定色「アローグレー」を含むボディカラー

ボディカラーには、特別設定色として「アローグレーパールエフェクト」が用意されています。
このほか、マンハッタングレーメタリックやディストリクトグリーンメタリックも設定され、A3スポーツバックではグレイシアホワイトメタリックも選択できます。
なお、マンハッタングレーメタリックについては、18インチホイール仕様のセダンでは選択できません。
落ち着いた色調を中心としたラインアップは、アーバンモードという名称にふさわしく、都会的で洗練された印象を強調するものとなっています。
価格は499万円から、通常モデルとの差額は84万円
今回発表されたアーバンモードの価格は、以下のとおりです。
| モデル | 通常モデル | アーバンモード | 価格差 |
|---|---|---|---|
| A3スポーツバック 30 TFSI advanced | 415万円 | 499万円 | +84万円 |
| A3セダン 30 TFSI advanced | 434万円 | 518万円 | +84万円 |
いずれも通常モデルと比較して84万円高い設定ですが、マトリクスLEDヘッドライトや各種運転支援装備、ナビゲーションシステム、スポーツシートなどが標準装備されることを考えると、単純な値上げとは異なります。
特に、通常モデルを購入する際に複数のオプションパッケージを追加する予定だったユーザーにとっては、アーバンモードを選ぶことで装備構成をシンプルにできるというメリットがあります。
一方で、ナビゲーションや運転支援機能などを必要最低限に抑えたい場合は、通常モデルのほうが購入価格を抑えられます。
そのため、アーバンモードの価値は、追加された装備をどれだけ日常的に活用するかによって変わってくるでしょう。
アウディA3アーバンモードの主要スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル | A3スポーツバック/A3セダン urban mode |
| ベースグレード | 30 TFSI advanced |
| エンジン | 1.5L 直列4気筒ガソリンターボ |
| 電動化技術 | マイルドハイブリッド |
| ヘッドライト | マトリクスLED |
| 標準ホイール | 17インチアルミホイール |
| オプションホイール | 18インチアルミホイール |
| シート | ルーティンクロス製フロントスポーツシート |
| ナビゲーション | MMIナビゲーションシステム |
| メーター | バーチャルコックピットプラス |
| 車両価格 | 499万〜518万円 |
| 発売日 | 2026年10月13日 |
500万円前後の輸入コンパクトカー市場で存在感を高めるアウディA3
今回のアーバンモードは、A3の魅力をより分かりやすく伝えるためのモデルともいえます。
近年の輸入車市場では、車両価格の上昇に加えて、購入時に選択するオプションの価格も無視できない要素となっています。特にプレミアムコンパクトクラスでは、ベースモデルの価格だけでなく、実際に必要な装備を追加した際の総額が購入判断を左右します。
その点で、アーバンモードは快適性、安全性、デジタル機能をあらかじめ充実させることで、購入後の満足度を重視した仕様といえるでしょう。
また、A3スポーツバックが499万円という価格設定になっていることも注目点です。500万円をわずかに下回る価格で、マトリクスLEDヘッドライトや先進運転支援機能などを備えたプレミアムコンパクトカーを選べることは、購入を検討するうえで一つの魅力となります。
もちろん、84万円という価格差は決して小さくありません。しかし、必要な装備を個別に追加していくよりも、最初から装備が充実したモデルを選びたいというユーザーにとって、今回のアーバンモードは検討する価値のある選択肢です。
アウディA3の上質な走りやコンパクトなボディサイズを維持しながら、日常での快適性をさらに高めた今回の特別仕様車は、輸入プレミアムコンパクトカー市場におけるA3の競争力を高める存在となりそうです。
参考・出典:Audi Japan




