世界50台限定のBMW Skytop、UAE第1号車が公道に姿を現す

世界でわずか50台しか存在しない「BMW Skytop(スカイトップ)」。

その超希少なモデルのUAE初とされる個体が、公道を走行する姿を捉えられました。

スーパーカーや希少車が珍しくないUAEですが、その中でもSkytopは別格と言える存在です。

目次

UAE初のBMW Skytopを目撃

今回目撃されたBMW Skytopは、UAE・シャルジャのナンバープレートを装着した個体です。

夜の街中で撮影されたSkytopは、BMWのイルミネーテッド・キドニーグリルや極めて薄いLEDヘッドライトが強烈な存在感を放っています。

BMWの最新モデルらしいデザインを取り入れながら、ロングノーズと低いルーフライン、そして後方へ滑らかに絞り込まれていくボディは、現在の量産BMWとは明らかに異なる雰囲気です。

大径ホイールに加え、リアには4本出しのエキゾーストも確認でき、エレガントなGTでありながら高性能モデルであることを感じさせます。

もともとはコンセプトカーだったSkytop

BMW Skytopの原点は、2024年にイタリアで開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で公開されたBMW Concept Skytopです。

当初はデザインスタディとして発表されたモデルでしたが、その反響は非常に大きく、BMWは市販化を決定。

ただし通常の量産モデルではなく、世界限定50台という極めて少ない台数で生産されることになりました。

BMWによれば、この50台は発表後の非常に短い期間ですべてオーナーが決まったとされています。

BMW自身もSkytopを、507やZ8といった歴代の名ロードスターの系譜を受け継ぐモデルとして位置付けています。

BMW Z8を思わせる美しいデザイン

Skytopのデザインで特に興味深いのが、BMW Z8へのオマージュです。

長いボンネット、BMW伝統のシャークノーズを思わせるフロント、そしてリアに向かって細く絞り込まれるシルエットなど、随所にZ8を意識したデザインが採用されています。

一方で、薄型LEDライトやイルミネーテッド・キドニーグリルなどによって、単なるレトロデザインには仕上げられていません。

クラシックなBMWロードスターの美しさを、現代のBMWデザインで再構築したモデルと言えそうです。

ルーフは取り外し可能なタルガスタイル

Skytopは完全なオープンカーではなく、2枚の取り外し式ルーフパネルを備えています。

レザーで仕上げられたルーフパネルを取り外すことで、タルガトップのようなオープンエアドライブを楽しむことができます。

インテリアにも上質なレザーがふんだんに使用され、量産BMWとは異なる特別な仕立てが施されています。

エクステリアだけではなく、こうした細部の作り込みもSkytopがコレクター向けモデルであることを物語っています。

中身は「M8」——625馬力のV8を搭載

美しいデザインが注目されがちなSkytopですが、パフォーマンスも本格的です。

ベースとなっているのはBMW M8で、BMWが誇る4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載します。

項目BMW Skytop
エンジン4.4L V8ツインターボ
最高出力625hp(460kW)
トランスミッション8速Steptronic Sport
駆動方式xDrive(AWD)
乗車定員2名
ルーフ2分割・取り外し式
生産台数世界限定50台

最高出力は625hp(460kW)。

8速Steptronic SportトランスミッションとBMW xDrive四輪駆動システムが組み合わされます。

つまりSkytopは、美しいボディをまとったショーカーではなく、M8譲りのパフォーマンスを持った本格的な高性能GTでもあります。

価格は約58万ドルとも

The Supercar Blogによると、BMW Skytopの価格は約58万ドルとされています。

単純換算でも非常に高額ですが、それ以上に重要なのが世界50台という生産台数です。

BMWは過去にも「3.0 CSL」を50台限定で生産しており、Skytopもそれに続くコレクター向けの特別なモデルとなっています。

実際、BMWは50台すべてのSkytopが短期間でオーナーを見つけたことを明らかにしています。

UAEでも異彩を放つ「世界50台」のBMW

フェラーリ、ランボルギーニ、ブガッティなど、世界有数のスーパーカーが日常的に走るUAE。

それでもBMW Skytopを目撃する機会は極めて限られています。

今回確認された個体がUAE初のSkytopとされていることを考えると、世界50台という数字の重みがよく分かります。

M8の625馬力V8をベースとしながら、507やZ8を思わせる美しいロードスターデザインと、ほぼ専用設計と言えるボディを組み合わせたSkytop。

近年のBMWの中でも、将来的に特に高いコレクター価値を持つ一台になる可能性があります。

そして何より興味深いのは、BMWがこのような超少量生産モデルを再び積極的に展開していることです。

Skytopに続いてBMWは「Speedtop」も限定生産する計画を進めており、通常の量産車とは異なる、富裕層・コレクター向けモデルの展開にも今後さらに注目が集まりそうです。

参考・出典:The Supercar Blog / BMW

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この記事を書いた人

メルセデス・ベンツ正規ディーラーを中心に、自動車業界で10年以上の経験を持つ筆者。販売現場で培った経験をもとに、高級車・新型車を中心とした自動車情報を独自の視点で発信しています。

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